レーザー手術

いびき治療には、各種の方法がありますが、物理的にレーザーによって気道を広げるという治療法が存在します。通常、いびきをかかない健康な睡眠生活を送れる人は、舌が喉の奥に落ち込まず、気道が確保されて呼吸が楽にできるようになっています。ところが、肥満による贅肉の重みにより気道が潰れてくることや舌そのものが肥大すること。また歳を重ねることによる首周りから喉周辺の筋力の低下によって、舌が喉の奥の方へ落ち込み、気道を狭くしていきます。これがいびきの原因となってくるものなのです。

 

このように、気道が狭くなれば、呼吸のためには空気の流れるスピードを上げなければ、酸素不足になってしまいます。無意識に口呼吸により、大量の空気を取り込もうとしますので、その空気の流れにより喉粘膜が振動し、音をたてます。これがいびきの音の直接の原因です。この症状が進んでいきますと、どんどん気道が狭くなり、睡眠中に何回か気道が完全に塞がれる状況が発生します。これを睡眠時無呼吸症候群といいます。

 

このような気道の状態を改善する方法として、外科的ないびき治療法があります。その外科的な治療のうちのひとつがレーザーによる、「口蓋垂軟口蓋形成術」といういびき治療法です。これは、狭くなった気道を広くするために「口蓋垂」、いわゆる「のどちんこ」と「軟口蓋」というのどちんこがぶら下がっているあたりの周辺をレーザーで切除するものです。これにより気道は広くなりますので、いびきの解消に有効であるといわれています。

 

レーザー治療の完治率は90%以上であるといわれますので、100%治ることが保障されたものではありません。特に重度の肥満などの人はこの手術と合わせて、生活習慣の見直し、体重の減少を行う必要があるケースが多いようです。

 

手術自体は安全性も高く、医療機関によっては、10分程度で終了しますので、日帰りの治療が可能な場合もあります。このレーザーによるいびき治療を希望される場合は、やはり医師とよく相談し、本当に必要な手術であるのかどうか、よく相談して検討してみてください。